実家のそばでの報告会

埼玉の実家のある小さな町で違憲判決の報告会をさせて頂きました。

取り仕切って下さったのが、僕の中学時代の友人のお母さん。
その他にも、僕が小さい頃から知っている方が何人も運んで下さいました。

なお、私の母親も参加。5月からこれまで何十件も報告会をさせていただいておりますが、正直申しましてもっともやりにくかったです…。

さて、報告会では、西谷さんの新しいDVD「ジャーハダ」を見ようか、あるいは名古屋高裁の法廷で見た「イラク戦場からの告発」を見ようか悩んだのですが、「痛み」が切実に伝わるという点で、やはり「イラク戦場からの告発」を皆さんに見て頂きました。皆さんの反応を見ても、やはりそれで良かったと思いました。

その後、判決文で大事なところをピックアップして、朗読をしてもらったりしながら、判決のエッセンスを皆さんと共有させて頂きました。

判決のエッセンスは、端的に言えば、2007年間1年間、アメリカがイラクで行った空爆の回数は2006年の6倍の1447回、ものすごい大規模な「掃討作戦」をイラク全土、特にバグダッドで行っています。

米軍は、その軍事作戦のために2006年8月からバグダッドに「増派」を始めるわけですが、その1月前の2006年7月から、私たちの自衛隊はバグダッドへの輸送活動を、アメリカからの強い要請に従って開始し、今に至っています。

去年一年間の掃討作戦を行う武装した米兵を、その最前線まで送り込んでいるのが私たちの自衛隊。イラクの市民を殺しているのに等しいわけです。

少なくとも去年1年間イラクで犠牲になった市民に対して、私たちは直接の責任を問われます。それを私たち自らの「武力行使」と認定し、憲法9条1項違反としたのがこの判決の大事なところです。

「9条を守ろう」「9条は大事だ」とみんなが言っているさなかに、実はイラクで日本は戦争をしてるのだという「事実」をしっかり知って頂くことが大事だと思っています。
9条という「理念」を語る前に、今の現実をしっかり知ること。
そこから出発することが大事です。

空襲やヒロシマナガサキ、沖縄など、戦争被害が不十分ながらも承継されながら、「9条を守ろう」と語られてきました。それは戦争の本質を学ぶ上でとても大事なことです。

でも、日本は、1945年に戦争で大きな被害に遭うまえに、「15年戦争」を見ただけでも15年もの間、アジア諸国に対して戦争の加害者だったわけです。

日本の9条は戦争被害の面のみならず、加害の面に対する大いなる反省から産まれたものです。

是非、「9条を守ろう」と条文を守ることに力を注ぐだけでなく、今の現実から出発して、国にしっかり「9条を守らせる」ことに力を合わせて行ければと思っています。
それができずに「9条を世界に」など、私たちに言える資格はありません。

今回も、その点を皆さんにはしっかり受け止めて頂けたものと思っています。

なお、終わった後、実家に寄らずに福島に移動しました。年内は他の仕事とも折り合いをつけながらも、とにかく精一杯ひとりでも多くの方に違憲判決をお伝えしたいと思っています。

自民党のCMで、麻生さんが1年で160回を超える講演を行ったと自慢げに言っていましたが、違憲判決報告会は5ヶ月強で200回を超えました。

麻生さん、まだまだですよ。

川口
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by iraben | 2008-10-21 23:51
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