西谷文和さんとのジョイント

9月23日、すっきりと晴れた行楽日和の名古屋で学習会が開かれました。

学習会は一日がかり。午前中は西谷文和さん(フリージャーナリスト、「イラクの子どもを救う会」)がこれまでイラクについて取材を重ねて作成してきたDVD3本が上映されました。

午後からは、引き続き西谷さんが「戦争から5年 イラクは今・・・」として報告をされ、その後、私が「イラク派兵違憲判決を生かして自衛隊撤退を!」として、イラク派兵違憲判決について報告をさせていただきました。

午前中からたっぷり夕方5時までという長時間に及ぶ会でしたが、100人を超える方達がとても熱心に参加してくださいました。学習会は「国民保護法制を考える会」の主催で、この訴訟の原告だった西英子さんから声を掛けていただいて出かけてきました。

西谷さんが作成されたDVD「イラク 戦場からの告発」(07年7月)は、名古屋訴訟でも証拠として提出し、07年7月に行われた裁判期日では法廷で上映して裁判官や国の代理人と一緒に見た映像資料です。一つの家族、一人の子どもに焦点を当てた映像を切り口に、今のイラクで行われている「戦争」を伝えるこのDVDは、「テロとのたたかい」が普通に暮らす人たちの命を奪い、生活を破壊するものだということを伝えてくれています(*1)。

23日の学習会では、その後の西谷さんのイラク取材で明らかになったことがたくさん、伝えられました。アメリカ軍がバグダッドに建造した「分離壁」のこと、分離壁による住民たちの普通の生活への被害。
また、激戦地でアメリカ軍により神経ガスを使用したのではないかと疑われること。イラクでは未だに電気や水といった基本的なインフラ設備が回復しておらず、コレラが流行っていること(イラクが中東の中でも生活水準・医療水準が高い国だったことを考えると想像できません)。戦争で夫を殺され、収入の柱を失って生活苦に陥る一家・・・。
日本が参加したイラク戦争の罪深さを感じ、少しでも早くこの戦争を止めたいと切に思います。「テロとのたたかい」って何なの?、ということも考えさせられました。

西谷さんは、この戦争の実態を伝えるだけでなく、どうしてこの戦争が起きているのか、ということも大変わかりやすくお話しくださいました。

「平和運動は二重の意味で素晴らしいんです。一つは言うまでもなく、戦争しないということで素晴らしい。二つは、平和運動によって生活がラクになる。」というのがそのお話です。
どうして「平和運動によって生活がラクになるの?」と思われた方は、どうぞ最新DVD「ジャーハダ イラク民衆の闘い」(制作:イラクの子どもを救う会)を観てください(*2)。

西谷さんは10月にまた、イラク入りされるそうです。無事に戻ってきて下さり、また多くのお話をお聞きしたいと思います。
西谷さんの関西弁の語り口、一度聞いたらファンになりますよ。

「国民保護法制を考える会」の次回10月26日の学習会では、当弁護団の岩月浩二弁護士が「インド洋から自衛隊を撤退させるために、違憲判決をどう活かすべきか」という題で話をされます。
自衛隊のあらゆる海外派兵からの撤退、とくにインド洋からの撤退を求めて学習会とデモをされるそうです。(た)

*1 「イラク 戦場からの告発」はこのサイト内で御覧いただけます。
*2 DVDの問い合わせは:「イラクの子どもを救う会」HPからどうぞ。
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by iraben | 2008-09-30 19:01
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