佐賀県弁護士会のプレシンポに呼ばれてきました。

毎年日弁連では,「人権大会」という大規模な大会を開いています。

今年は10月2日,3日に富山で開かれるのですが,そこで「平和的生存権と憲法9条の今日的意義を確認する宣言」という宣言が採択される予定です。
イラク派兵違憲判決の中で「平和的生存権が具体的権利だ」と正面から認めたことが,この宣言の採択につながっています。

日弁連は4月17日の違憲判決翌日にすぐに違憲判決を高く評価する会長声明を出してくれています。このような宣言を出すところまで動いてくれる日弁連のことを,私たちは大変心強く思っています。

10月の人権大会に向けて,各地の弁護士会では「プレシンポ」が開かれます。今年は名古屋だけでなく,各地の弁護士会で違憲判決を題材にしたプレシンポが開かれました。

わたしは,佐賀県弁護士会のプレシンポに呼ばれ,9月20日に佐賀まで足を運んで参りました。

会の開催にあたって,佐賀県弁護士会会長の浜田弁護士が挨拶をして下さいましたが,これがとても印象に残りました。

浜田弁護士は,弁護士になる前に商社にお勤めで,イラクにも4年間駐在していたことがあるそうです。2年目にイランイラク戦争が始まりましたが,その後もバグダッドにとどまり,仕事を続けられたとのこと。当時の戦争は,イラン国境沿いでの消耗戦で,バグダッドには時々警報が発令される程度で,バグダッドは極めて平和で,休みの日(イスラムでは金曜日がお休みですが)にはメソポタミアの文明の遺跡を巡ったりして過ごしたと仰っていました。

また,懇親会の時に伺ったことですが,報告会でわたしがいつも見て頂いている西谷さんの「イラク戦場からの告発」に出てきたキルクークのサッカースタジアムでサッカーをしたことがあることや,スレイマニアなど,多くの地域にも行ったことがあると仰っていました。

映像を見て,「豊かだったあのイラクがこんなに非道い状況になっているとは知らなかった。多くのことも達が命を奪われていることを知らなかった」ととても衝撃を受けていらっしゃいました。

浜田弁護士の言葉で,この違憲判決のことを周りに広げて頂ければと,強く思いました。

集会には土曜日の午後であるにもかかわらず多くの市民が足を運んで下さいました。

皆さん,大変熱心に耳を傾けて下さり,終わった後はイラクで日本が「戦争をしている」という実態に衝撃を受けながらも,コミュニケーションをとりながらの集会だったため,多くの方から「とても楽しかった。刺激的で良かった」などと仰って頂きました。

企画終了後には,プレシンポを主催をされた佐賀県弁護士会の皆さんと楽しい懇談の機会を持つことができました。企画を準備された東島先生はじめ多くの弁護士会の皆様に感謝しております。川口
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by iraben | 2008-09-29 13:00
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