茨城県笠間市にて

c0176103_18503436.jpg8月31日は、早朝相馬を発ち、常磐線で南下して水戸を経由し、笠間市を訪れました。

笠間は日本三大稲荷の一つの笠間稲荷神社(→)があり、また、笠間焼きでも有名なところです。

笠間工芸の丘、陶芸美術館、笠間日動美術館など、文化的な香りがする町でした(徒歩だったので、実際に足を運べませんでしたが)。

笠間駅に早めについたので、笠間駅から笠間稲荷神社までのんびり歩きました。

報告会は笠間市公民館で行われたのですが、予定を上回る116名の方が参加下さいました。
判決冊子を100冊しか送っていなかったので(8月最後の日曜日の午後でしたので、70人も来れば大成功、と思っていました)、多くの方に御迷惑をおかけしましたが、嬉しい誤算でした。

質問の時間も1時間くらいたっぷりあったので、多くの方の質問に答えることができました。
どうしても判決報告となると判決文の解説で時間が終わってしまい、裁判の経過や判決の影響、運動の教訓などに時間が割けません。笠間ではじっくり話ができて良かったです。

「主文で負けた、ということをどう捉えて良いのか」「違憲判決が出たのに、自衛隊は撤退させなくて良いのか」という質問に丁寧に応える時間がいつもないのですが、今回は少し丁寧に(それでも分かりにくかったかもしれませんが)お話ができて良かったです。

違憲判決が出たのに、撤退をしなくて良いのか、という質問には、

「確かに、違憲判決が出たとしても(仮に主文で勝っていたとしても、また最高裁で主文でも勝ち、違憲判決が出たという究極の場合でも)、直接国の派兵行為をストップさせる強制力は、日本の裁判所には認められていません。システムの問題です。
その意味で、違憲判決には一発の破壊力はありません。

しかし、裁判所の違憲判決は、主文の結論如何に関わらず、政府に対する「有罪判決」であることに他なりません。三権の一つであり、違憲立法審査権を持つ裁判所が、国が行っていることに対して、「間違っている」と公的に認めた事実は極めて重いものです。しかも今回は、高裁判決という権威ある判決ですし確定もしています。

これに対し、政府は判決後は判決軽視発言しかできていません。国会論戦でも、政府は派兵の違憲性についてまともな反論は全くできていません。イラク派兵が違憲であることをむしろ自認するものです。
イラク派兵が違憲違法であり、誤っていることが公的に証明された事実は極めて重いものです。

その結果(他の要因ももちろんありますが)、事実上、イラク派兵の年内撤退も決定せざるを得なくなっています。
また、派兵恒久法のプロジェクトチームも完全にストップしています。違憲判決の内容を精査すればするほど、この違憲判決を乗り越えた形での「合憲」のロジックの組立はおよそ不可能だからです。

また、石破元防衛大臣も「違憲判決が世論に影響をおよぼすことは十分ある」などと国会でも答弁し、また、佐藤正久参議院議員も、「違憲判決が世論が結びつくと、ボディーブローのように効いてくる」と述べています。

私たちがこういった判決報告会を広げ、この違憲判決を市民の中に広げていくこと自体が、さらなる海外派兵を食い止めていく大きな力になるのだと思います。

今日これだけ多くの方が足を運んでくださったこと、そのこと自体がともて重要です。

そしてさらにこの判決の学習会を周りにどんどん広げていってください。

それが平和を実現していく大きな力になっていきます。」

というような話しをさせて頂きました。

9月現在も毎日のように全国から判決報告会の依頼が寄せられます。まさに佐藤議員が恐れる「世論と違憲判決との結びつき」が拡がっている証拠です。

報告会が終わった後は笠間駅前の「グリュイエール」というおしゃれな喫茶店で10名くらいのみなさんと1時間半くらいゆっくり話ができました。
みなさんの肩に力の入っていない自然体がとても心地よかったです。
皆さんの話もたくさん伺えて良かったです。

陶芸家の方から素敵なコーヒーカップを頂きました。

また、グリュイエールの焼き菓子の詰め合わせもお土産に頂きました(グリュイエールはケーキも焼き菓子もとても美味しい。個人的には「ヤーコン」のマドレーヌの「やーこんにちは」がネーミングとともに味も一押し。)

笠間駅から車で15分ほどの友部駅で夜7時過ぎの「フレッシュひたち」に乗り、夜11時過ぎに名古屋の自宅につきました。

密度の濃い、充実した2日間でした。
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by iraben | 2008-08-31 23:12
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